「自信がないから恋愛がうまくいかない」
そう感じたことがある人は多いと思う。
もっと堂々としていれば。
もっとポジティブなら。
自己肯定感さえ高ければ――。
だが、その考え方自体が、状況を悪化させている可能性がある。
この記事では、「自信」や「自己肯定感」という言葉が、なぜ多くの男性を迷わせているのか。その正体を整理していく。
自己肯定感は“高めるもの”ではない
世の中には「自己肯定感を高めよう」という言葉があふれている。
だが、それを意識すればするほど、逆に苦しくなる人も多い。
なぜか。
自己肯定感を「感情の状態」だと思っているからだ。
本来、自己肯定感はテンションや気分ではない。
「今の自分を好きだと思えているか」でもない。
それは、自分の選択を自分で尊重できているかどうかに近い。
自信がない男ほど「気分」を何とかしようとする
自信がないと感じると、多くの人はこう考える。
・もっと前向きになろう
・ネガティブを消そう
・自分を好きになろう
しかし、気分を操作しても現実は変わらない。
そして現実が変わらない限り、また自信は下がる。
このループに入ると、「自信がない自分=ダメ」という自己否定が強化されてしまう。
本当の自信は「積み重ね」からしか生まれない
自信がある人は、常にポジティブなわけではない。
不安もあるし、落ち込むこともある。
それでも崩れにくいのは、
「自分はこれをやってきた」という事実を持っているからだ。
・決めたことを守ってきた
・嫌なことから逃げなかった
・自分の基準で選択してきた
こうした積み重ねが、感情とは別の場所で自信を支えている。
恋愛で自信がないように見える理由
恋愛で「自信がなさそう」に見える男性の多くは、能力が低いわけでも、魅力がないわけでもない。
問題は、判断を相手に委ねすぎていることだ。
・どう思われるか
・嫌われないか
・正解はどれか
常に相手基準で動くと、自分の輪郭が見えなくなる。
結果として、「この人は何を大事にしている人なのか」が伝わらない。
それが“自信がない印象”につながる。
自己肯定感が高く見える人の共通点
自己肯定感が高そうに見える人には、共通点がある。
それは、
自分の選択に責任を持っていること。
うまくいっても、いかなくても、
「自分で決めた」と言える人はブレにくい。
他人に評価される前に、
自分で自分の選択を承認している。
これが、外から見たときの“安定感”になる。
じゃあ、何から始めればいいのか?
大きく変わる必要はない。
まずは、次の3つを意識してみてほしい。
- 小さな決断を他人に委ねない
- 決めたことを途中で軽く扱わない
- 感情より「行動」を信じる
自信は、気合で作るものではない。
扱い方の問題だ。
まとめ
自信がないからダメなのではない。
自信を「気分」だと誤解しているだけだ。
自己肯定感とは、
自分の人生に対して「これは自分の選択だ」と言える感覚。
それは、今日の小さな行動からしか生まれない。
次の記事では、
「いい人」で終わってしまう男性が、なぜ恋愛で選ばれにくいのかを掘り下げていく。
コメントを残す